オーストラリアワーホリといえば、語学学校にいって英語の勉強をしたり日系のレストランなどで働く人も多いかと思います。またオーストラリアは食糧自給率100%超えと世界でもトップクラスの農業大国。なのでファームの求人も数多くあります。農作業は体力勝負で、あまりが語学力が必要とされないため仕事に就きやすく、英語力のない人ワーホリ生には非常に助かる仕事でもありますね。
ということで西オーストラリアのファームで最も有名な「大熊ファーム」へ行ってきました。1か月間という短期間でしたがパースから1000キロ離れたカナーボンへ行って、毎日トマトを収穫しまくり。東京で一日中PCをカタカタしている仕事とは打って変わってこちらは、毎日虫やハエ、暑さとの格闘です。アラサー女のファームステイワーホリのきつかったこと(ほぼ)をご紹介します。
カナーボンの大熊ファームはアラサーにはツラい
パースへきたときの所持金は、20万くらいしかありませんでした。早く仕事に就かなきゃやばい!と焦っていたときにパース通信で大熊ファームの求人をみつけ電話をかけてみると、大熊さんというおじさん(オーナー)が対応してくれました。出身は?年は?いつきたの?とか電話で聞かれた気がする。そんな質問をひと通りされて、決まったら連絡するねー。みたいな感じで三日くらい待ったかな。来週から来れるー?質問あったらいつでも電話してきてねー。みたいな感じであっさりと決まりました。
後で聞いたら電話面接で大体「こいつは仕事できるな」とか、向いてるとかわかるらしい。明るく元気にハキハキと受け答えすれば問題ないそう。顔は見えないから。
一日6~8時間、炎天下の中トマト収穫!
パース駅前からカナーボンセンターまでの所要時間は、バスで9時間。夜に出発して朝がた到着する頃にはへとへとです。しかし、大熊ファームは到着日から仕事です。だって、仕事しにきたのに休むひまないよ?が理由らしい(笑)。その日のお昼は自炊する体力はないかと思われるので、カップ麺とか簡単に作れるものを用意しておいたほうがいいかも。日本から持ってきた赤いきつねがこれほど美味しかったことはないね。
また、作業着は当日から使うので帽子や手袋、長そで長ズボンは用意したほうがいいですね。手ぬぐいが何気に重宝した。顔まわりを隠せるし、汗もふけるし。そしてすぐ乾く。
40度をこえたとき死ぬかと思った
炎天下だろうが、雨が降ろうが農業は休めない。暑い夏の日なんか5時や6時から仕事をするので涼しくていいですが、太陽が昇ってくるとマジで水を大量に用意しておかないと熱中症になります。家の中で昼寝してて熱中症になった子もいたくらいなので、凍らせたペットボトルで体を冷やして対処してました。夏のオーストラリアを甘くみてはいけない。
シェアハウス過酷すぎ
カナーボンのシェアハウスは、男女共同生活です。シャワーのみ、トイレも共有。クセの強い子がいるとつらい。共同生活は鈍感力が大事です。細かいことがきになる性格だとストレスが溜まってしまいます。私の場合は、リビングやキッチンの使い方が雑な人がいてそれがストレスでした。あと掃除をまったくしない子とか。また、リビングで耳かきしたり爪を切るやつとかいて、共有の場ではやめてほしかったんだけど言えなかったな。その男ただ一人だけだったけど。
日本よりもシビアだぞ!
大熊ファームはカナーボンの他にバルデイビスというパースから近いところにも農場があり、そこにオーナーはいるのですが、カナーボンはワーホリ生による運営がされています。900km離れていても、毎日収穫量を報告しているので、少なければ容赦なく給料を下げられたり(たくさん収穫すれば若干上がる)。また、できないやつは周りの子もよくみてるので、クビになります。なので、初日は試験的に収穫タイムを計ったりしてちゃんと見られています。噂によると東のシドニーから飛行機で飛んできたのに、要領が悪くてクビになった子もいるんだとか。
週に一度のお楽しみ
週に一度の休日は、カナーボンの町へ出てスーパーで買い物したりカフェでコーヒーを飲むのがお約束。娯楽が何もないので、食費以外にお金を使うところがほとんどないのがカナーボン。スーパーでお菓子を買ったりジュースを買ったりするのがこんなに楽しいとは(笑)。またなんどもスーパーへ行くので、今日は何が安いとか主婦みたいになる。
何かとお金かかる
社用車を借りるのにお金がかかります。一人2.5ドル~くらいかな。確か一回の使用に10ドルかかるので。それを乗った人数で割り勘です。まぁ月の交通費として割り切るしかないですね。それ以上に稼いでいれば気にならないでしょう。また、共同生活なのでBBQとかお別れ会とかの度にみんなでピザを食べたり、買いだしに行ったりとお金もちょいちょいかかる。これも日ごろ稼いでいれば大して大きくない金額なので、まぁそういうこともあるよってぐらい。私は安いチープな硬い肉や、まずいソーセージを食べるのにお金を出すのが嫌だったけど、これも必要経費と思って我慢した。
事前に確認しておけばよかったこと
仕事はいつ頃までできるか?
カナーボンは12月以降から徐々に収穫量が減っていき、1月から3月くらいまでは農場を閉めてしまうそう。なので、11月や12月に行く人はあまり仕事ができないので事前に確認するといいかもしれません。私は確認しなかったので、あまり仕事に入れる期間が少なかった。
やめるときは何日前に告知するべきか?
急にやめた人はペナルティとして給料から100ドルぐらい引かれるという厳しさ。大熊ファーム金にシビアです。でも時給は22ドルあるのでトマトファームの中でいいほうみたいですね。
まとめ
ねずみや虫(クモやG)がでるので、嫌いな方は辛いかも。私は虫とかGは平気だけどね〇みがもうどうしてもダメだったからつらかった。本当につらかった。オーストラリアは大自然の国なので、そこは覚悟してきたほうがいいかも。また、一人の時間を大切にしたい人はけっこうキツいです。近くにカフェはないし、家のどこにいても誰かの声がするので、心休まるときがありませんでした。人が好きでワイワイするのが好きな人は向いてるかも。あと潔癖な人とかマナーにうるさい人もキツいかもしれません。私は、ダイニングで耳かきしてる奴がいて本当にしんどかった。一応、共同生活だし人のお宅を借りていながら、きれいにする意識のない人と住むのは本当につらい。
ネットはつながりますが、快適とはいいがたい。
お金を貯める!と割り切ればすごくいい仕事だと思う。ここでお金を貯めてシドニーで年越しする子や世界一周する人、ヨーロッパ旅行に行く人などさまざまな人たちがいました。
大変な農作業も1週間もすればなれる。これは本当に慣れる。体育系の部活やってた人なんか、部活のほうがキツいと思うはず。むしろ、体を動かして作業した後のビールやアイスが超絶おいしい。
観光するところも特にないカナーボンですが、お金を貯める!と割り切って数ヶ月やってみるのもいいですよ。
[…] 西オーストラリアワーホリで有名な「大熊ファーム」へいってきたにも書いたとおり、真夏のオーストラリアでトマトピッキングの仕事をしていました。仕事終わりには体が熱をもって […]