日本人の平均寿命は世界一。特に女性は長生きで、私の祖母はどちらも80才を超えて亡くなったので、遺伝的にも70才までは生きると予想ができそうです。
どちらも年金をもらいながら生きることができて、病気になっても家族のサポートを受けて寿命を全うできたのは、これはこれでいい死に方だったのでは? と思います。
ただ、金はかかります。
認知症になっても、病気になっても、お金がかかります。そんな祖母や還暦の両親を見て、老後の生き方と、フリーランスの私が老後資金をどうやって稼ぐか? を最近頻繁に考えるようになったので、整理するということも含めて考えてみたいと思います。
何歳まで働きたい? 人生設計を考えてみる
今や女性の2人に1人は90才まで生きるそうです。死ぬ間際までピンピンしていればいいですが、ほとんどの人は病気か、寝たきりになるか、認知症になるか、免疫力が下がって肺炎になって死ぬかの確率の方が高そうですよね。
トイレに行く、食事を作って食べる、買い物に行く、人と会話することができるなどの日常生活ができなくなったら、安楽死したいわ……と思うのですが、今の日本では許されません。
36才の今でも疲れやすくてスッキリしない体調なのに、年老いていくにつれて体のあちこちにガタがくるのは目に見えてます。
70才まで健康で働ける自分になる
命ある限り、食べていかないといけないので金が必要です。私はフリーランスなので、サラリーマンと違って、将来もらえる年金が少ないのは決まっています。
未来のことはわからないですが、70才を過ぎても自分が健康で働ける状態であれば、働きたいと思います。自分で引退を決められるのもフリーランスのいいところです。
現実問題、今の年金制度のままで考えると、大体、月に6〜7万円がもらえる予定ですが、持ち家を持っていてもこのお金だけで生きるのはキツイです。
貯金がたっぷりあってもきっと働くんだろうなぁと思う。
30代フリーランスがお金に困らないために気をつけたいこと
知能労働ができるスキルを高める
工場で単純作業、接客業でパートタイマーなどの労働は、若い時はいいけれど、中年女性が働き続けるのは大変です。接客業が好きだったり、自分がオーナーで小さな店を持っていたり、それが生き甲斐。というなら別ですが、老体にムチ打って働くのは体力的にも精神的にもしんどいです。
私の母は高卒で入社した会社に事務職で入社したのですが、定年まで勤めれば安定した収入と冷房の効いた室内での仕事、退職金もあっただろうに一度そこのレールから離れると最低賃金並みのサービス業にしかつけていません。
いくら母親とはいえ、人の人生にケチをつけたくないので本人には
努力が足りない! なぜ安定した職を辞めたの? なんて非難したことはないのですが、還暦を過ぎてもずっとサービス業から離れられずに、更年期で悩まされたり、意地悪な同僚にいじめられたり。と見ていて思うところがたくさんありました。
母と同じ高卒の私ですが、大卒の兄妹よりも稼げているのはこのマインドで仕事をしてきたから
必要なのは自分の頭で稼げるスキルを身につけること
上記の記事にも書いていますが、若い頃からスーパーや工場、コンビニなどのある程度の時間と場所を固定される働き方はしたくないと思って生きてきました。
そのためには、自分の体を使って時間を切り売りする仕事よりも、頭脳労働をするしかないです。
私が思う、資格なしでお金を稼げる人の特徴
- 正しい情報収集ができること
- 新しいサービスやガジェットが好き
- デジタル(機器も含む)に強い
- 柔軟な思考力がある
- 世の中のことを面白がれる
と、これだけあります。医師や弁護士などのいわゆる士業は、勉強してきた人が試験を受けて得られる資格で、取るためのコストもかかります。国家資格のため資格取得の難度も高く、頭脳も体力も必要で拘束時間も長いですから、その分稼げるのは当たり前だよなぁと思います。
他方で、IT系は自分次第でいくらでも稼げます。上記の1〜5番に該当するのはIT系の業種に多い印象です。高学歴もいますが、高卒、専門卒もいますし、学歴と仕事ができるは、この業種ではイコールではないと思います。
なんといっても士業よりもコスパがいいです。
ITエンジニアなんて、高卒だろうが中卒だろうが優秀なら大卒出の人より稼げます。
IT業種といっても幅広いのですが、思いつく限りで
- エンジニア
- ディレクター
- デザイナー
- プランナー
- イラストレーター
- テスター
- SEOのスペシャリスト、データサイエンティストなどの専門分野のスペシャリスト
- 営業
など。
これらは特に資格よりも経験や会社にどんな成果をもたらしてくれるか? を期待されます。イラストレーターやウェブ漫画家で有名な
の御三方は、出版社から出るような漫画家として成功はしないだろうけど、
インターネット ✕ イラスト ✕ ネタ
を掛け合わせて、稼いでますよね。月商は広告費だけで最低でも300万円は超えているかと思います。
彼らはキラキラインスタグラマーではないので、金持ちアピールは逆効果。庶民にウケる面白いネタを、ギャグ漫画に昇華して、インターネットでファンにいち早く提供し、これを継続する。
ことを意識してやっているのがわかります。
彼らはウェブ漫画の広告費でかせぎ、グッズ展開をしてIPビジネスにつなげています。
老後にお金に困らないためにアウトプットできるようなスキルを売る
30才にやってきたことが40才になって身を助ける。と私は思います。20代は自分が何が得意かがわからないので、IT業界にいながらもその中でディレクター、編集者、プランナーなど、いろいろな仕事に挑戦しました。
今の若い子はPCよりもスマホやアプリを使いこなすことが得意かもしれませんが、30才以上になると、PCでアウトプットできることが強いです。
イラストが描けなくても、動画編集ができたり、文章が書けたり、コーディングができたり、プログラミングができたり、SEOのプロフェッショナルになったり。自分ができそうなところを見つけて、金稼ぎにつなげていくのが食ってくためには必要だと思います。
これらのスキルがあれば、コロナ禍でも収入を維持することができました。自宅にいながら仕事ができました。
高収入の筆頭ANAのパイロットですら、コロナで客がいなくなり、自宅待機が続き
「これから職探ししないといけないのだろうか……」と不安に思ったそうです。
パイロットでも判断能力や視力の衰えなどから、やはり60才を過ぎて働くのは難しそうですよね。
だから、インターネットに強くなることや、インターネットで収入を得られることが強いんです。コンテンツを作れることが強いです。
マネーリテラシーを高めマルチやカルト宗教に傾倒しないこと
私は独身で子なしですが、正しい情報を得ること、カルト宗教にハマらないことが大事だと思います。せっかく稼いでもカルト宗教にはまっていては、老後の資金が足りません。
せっかく貯めた小銭も仮想通貨に突っ込むのも危険です。儲かる話は自分には来ない!と常日頃から自分で自分を洗脳しましょう。
余裕資金でインデックス投資や、NISAなどの投資はいいと思います。確定申告の際に控除できるので、税金で取られるよりはいいと思います。
マルチ商法も絶対にダメです。
カルトやマルチは善人の顔をかぶって脈絡もなくやってきます。自分の家族や友達が持ってくる場合もあるので、自分の財産を守るためにも誘われたら
「お金ない〜」「そこまでいうなら、私に金かしてあなたのその金でやろうよ」
で断る。
友人知人がのめり込んでも、論破しない、関わらない、興味ないを念頭にシュミレーションしておきましょう。
趣味を持つこと
あなたには趣味がありますか? 私にはあります。この間、私は気づきました。
私ってば、子どもの頃から好きなことが大人になった今でも息を吐くようにやっているので、老人になってもやるのだろうな。ってことに気づきました。
それは、
- 読書
- 映画鑑賞
- ネットサーフィン
- 旅行
- 散歩
- 食べるのが好き
ネットサーフィンと旅行は大人になって自分で稼げるようになってからの趣味ですが、もはや趣味なのか仕事なのか。
いや、どちらもですね。
これらは気づいたらやってるレベルなのと、一人でも完結するもの。ってことに気づいて、どこまで個人主義なんだろう、だから結婚できないんだろうな。って思い少し寂しくもなりました。
趣味と友人と金を持たずに老人になった人は、ちょっとやばいです。
左翼とかみていると、老人になっても左翼思想の人は精神が貧弱で攻撃的で他責志向で、金がないとさらに悲惨です。
自分の居場所が欲しくてツイッターで暴れてる人や、40代以上の無敵の人にそういう傾向の人が多い気がします。
孤独を楽しめる人も強いけれど、茶のみ友達もいた方が人生が楽しそうです。そして、ストレスのないように友達も選びも大切です。
健康維持に努めること
36歳の今でも旅行前は億劫になります。頭痛がし始めたりすると「いくのやめようかな〜」と思ったりします。これが、60歳を過ぎて関節が痛くなったりしたら歩くのも嫌になりそう。
でも、そうならないために筋トレをしたり、ウォーキングをしたり、日々のストレッチをしたりと気をつけています。
ダイエットよりも筋肉を落とさないこと、体力を落とさないことが大切です。
野菜も肉も魚もバランスよく食べることを意識して、たまにはお酒も飲む。ストレスを溜めない。ストレスの原因となる人間関係から勇気を持って離れたり、家族でも距離を置くことを意識しています。
自分の体が一番大事。だって、誰も責任とってくれないから。死ぬまで自分と一緒だから。
貯金をすること
前に読んだ本で腹落ちしたのが、
サイコロジー・オブ・マネー 一生お金に困らない「富」のマインドセット
アメリカで清掃員をしていた地味なおじさんが、800万ドルの資産を残した死んだーとのキャッチフレーズが気になり購入したのですが、その人がどうやって資産を築いたか?が書かれていたり、ウォーレン・バフェットの純資産の95%以上は、65歳以降に得たもの。
を具体的にレポートしていたりと。
要は結局コツコツと貯金して投資しなさいよ。って話なのですが、成功者が失敗した例やお金に関する思考を深く掘り下げて、なぜそういうマインドセットに人はなるのか?を具体例をもとに説明するので、
一言で言うと
浪費家の私はやる気が出ます 笑。身が引き締まる思い。
私の両親は、貯金がほとんどないです。バブルのいい時代を経験して、夢の注文住宅まで購入したのに、今では家も手放してボロボロの家に住んでいます。
完全に人生設計をミスってしまいました。
途中で軌道修正もせず、現実から目を背け、老後に必要な金勘定もおろそかにしたので、多分、働けなくなったら、子に依存することでしょう。
というか、なるようにしかならんよね。というマインドは、若い頃から変わらないんでしょうね。もう60歳を過ぎた人をどうにかレベルではないので、私は反面教師にするしかないです。
ただ、老人ホームに入れるお金も足りなくなったら、兄弟で補うしかないので、自分の老後資金も怪しいですよ。物価は上がって年金は減らされたら、現役世代も困ります。
儲かっても生活水準を上げ過ぎない
収入の範囲で暮らすことは絶対ですが、少し臨時収入が入るとブランドものを購入したり、服を買いすぎるところは反省しなければなぁと思います。
食べ物は、旬のものや国産品を購入しているので、無駄はなし。買い過ぎて腐らしている訳でもないし。常に家計簿をつけて、これはいらないなとか、今月は贅沢したから来月は少し節約モードになって楽しんでみるか。
と、柔軟に対応していきたいですね。
健康維持に努めて、70歳まで働く
これまで色々かいてきましたが、やはり健康が一番大事。これって本当にお金で買えないなぁと思います。
- ストレスを溜めない
- バランスのいい食事、腹八分目
- 筋トレ、体力維持
- 将来を心配し過ぎない
これらのことを念頭におきながら、日々を生きていきたいですね。楽観することなく、かといって悲観しすぎることなく、独身で生きる。
ということを設定しておいて、将来にパートナーや子どもがそばにいればまた、その時に考えることにしたいと思います。
家族から嫌味や心配を受ける私ですが、
夫に先立たれ、肉親は先に死んで天涯孤独になる場合もなきにしも。
将来のことはどうなるかわかりません。でも、私はやれるだけのことはやったよ。と言えるようにするつもりでございます。