アフィリエイトの記事を書くのって難しそう……って思いますよね。売れる記事を書かなきゃ、って思えば思うほど、難しいの沼にハマっていきます。でも、まずは書いてみないことには始まりません。私の本業はウェブ編集者ですが、やり始めた当初は当たり前に初心者でしたし、先輩編集者からダメ出しばっかり食らってへこんでました。
「あの子この仕事向いてないので、SNS運用担当にしたら?」
と陰で言われたりしましたが、持ち前の負けん気で乗り切りました。
ライティングは勉強すれば誰でもできます。日本人なら日本語ができるし読み書きもできるはずです。ウェブの世界って難しそうとか、文章を書くのが苦手……と思っている人は多いと思いますが、プログラミングやデザインとは違って、ツールを使いこなしたり、勉強じかんがそこまでかからないのも入門しやすいところだと思います。
自分の身に起きたことを面白おかしく書くのは、ずっと家に引きこもりの人には難しいですが、企業から仕事をもらって書くウェブライティングの仕事や、商品を売るアフィリエイトなら、コツさえ掴めば、誰でも書けると断言します。
アフィリエイト記事やウェブライティングで意識したいこと
1.ターゲットは誰なのかペルソナを決める
ペルソナとは、商品を買ってくれる層やコアユーザー層がどのような人なのか? 「架空のユーザー像・人物モデル」という意味で使われています。
この商品はどの層が購入するのだろう? と細かく想像してみてください。
例えば、
年齢、都会暮らし、地方都市暮らし、独身、既婚、年収……etc。
2.ペルソナの悩みを解決しよう
ペルソナが決まったら、その商品をおすすめする上でそのペルソナが不安に思うことはないか? を潰していきましょう。
良いことばかりを誇大して言うと、ワザとらしくて離脱されてしまいます。デメリットを連ねるのもマズいですが、「物は言いよう」だと思って、上手に言い換えるように心がけましょう。
ここで私ごとですが、先日宮島に旅行をした際に泊まった旅館のスタッフさんがすごく素敵だなぁと思ったので、良い例かわからないですが、ご紹介しますね。
宮島といえば、海にある大鳥居を目当てに観光に来ますよね。でも、私が来た時は、あいにく工事中だったんです。私は何度も来てるから特にがっかりってわけでもないのですが。
夜、食事中に旅館のスタッフさんとの話の中で鳥居の話になって
「大鳥居は工事中ですが、何十年に一度の工事が見られるのもまた貴重ですよね」
っとスタッフさんが言ったんですよね。
それで、私は「うわ〜なんて素敵な表現」って印象に残ったんですよね。
この食事の後にほろ酔い気分で、ライトアップされた夜の工事途中の大鳥居を「ロマンティックだな〜」なんて、思いながら鑑賞したのをすごく覚えています。
このスタッフさんから「物は言いよう」だと言うことを体感させてもらいました。
このように、デメリットでも表現次第で「特別感」を感じさせることができるので、これをライティングでも活かせるんじゃないかなと思うのです。
自分の母親や友達に商品を売るつもりで書くのもおすすめです。
3.読者に寄り添った表現を心がける
寄り添うとは、
「〜ってこうだよね? わかるよ」。「こういうときってこんな気分になるよね(わかるよ)」
と肯定してあげることだと思うのです。その人が気付かなかった悩みを引き出したり、上から目線の表現を控えて優しい口調にしたり、献身的なイメージを相手に持たせることだと思います。
インターネットの世界では顔が見えないので、つい、偉そうな物言いになったり、これぐらいわかってるでしょ? というような前提で読者を置いてけぼりにしてしまいがちなので、現実の世界と同じように思いやりが大切です。
「これぐらいわかって当たり前」ではなく、もしかしたらこの表現はちょっと難しいかも、と思いやる心が大切です。
道を知らない(情報を知らない)読者に対して、親切な道先案内人になったつもりで書きましょう。
4.問題を提起したら答えを書くこと、一貫していること
つい気持ちよくなって一人よがりになってしまうオナニー記事を避けようという自戒を込めています。タイトルに惹かれて記事を読んだのに全く答えがない「釣り記事」や、自分にしかわからない独特すぎる表現やタイトルも避けましょう。
WELQ事件以降、GoogleはハリボテのSEO対策をしている記事より、信頼性のある情報を上位に表示するようになりました。
為になる内容であれば滞在時間も増えて、読者がまたきてくれたり、ファンになってくれます。
一貫して知りたい情報が網羅されていることが大切です。
過激なタイトルで釣らないこと。
また、記事内容が想像できても、自分の興味のあるジャンルであれば、人はつい
「答え合わせ」がしたくなります。
私であれば、資産形成、話題のグルメ、東京のホットスポット、ファッション関連はすぐに釣られます。すでに知っている情報でも
「え、私の知らない情報まだあったかな」
とついクリックしてしまいます。
ヤフコメがいい例です。記者は知らない人に向けて書いているのに、すでに知っている暇人が、新しい情報よこせと言わんばかりに毒づいているのをよく見ます。
「これ、ターゲット層はあんたじゃないのよ〜マジレスしてどうするww」
と、無駄な時間だとわかっていてもつい読んでしまいます……。やはり人が釣られるのはこういうタイトルなんだなぁと勉強になります。
同じテーマを何回でもこすっていいんだ……と驚いたり。
色々な記事を見て真似してみよう
例えば、コスメや服、インテリアなど、自分が好きな商品を紹介している記事をたくさん見ていいところを吸収するのもおすすめです。
自分が心惹かれた表現や紹介の仕方を書き出して客観的ないいところを探したり、逆にわかりづらい箇所を書き出してみたり。
私は朝起きたらベッドの中で、ニュース記事、ツイッター、インスタ、ファッションサイト、ダイレクトメール、楽天マガジンを一通り確認して、目が覚めるのを待ちます。
インプットの量は他の編集者よりも多いと自負しているので、インターネットで流行ったことや炎上は誰よりも詳しい自信があります。
常にスマホを見ているので、母親には
「あんたはスマホ依存症!」と言われていますが、
私は、「これがメシのタネじゃよ」と言っては呆れられています。
この表現は素敵だな、この導入はわかりやすい。と思ったら真似しています。
インプットして、書く。
ライティングはこれの繰り返しです。慣れてきたら1万文字も1~2時間あれば書けちゃいますよ。数をこなして、圧倒的な作業量でプロフェッショナルになりましょう。(自分に言ってます)。