アラサー女子の病気事情。子宮内膜症と10年来のお付き合いの末路

高校生からずっと生理痛がひどく、遺伝だ……と思って鎮痛剤で誤魔化してきました。26歳頃になると、生理の度に経血量が多くなり、ナプキンを越えてオフィスチェアにまで血が。これはさすがに異常事態だ……と思ったが後の祭り。医師から、「うん、子宮腺筋症、チョコレート嚢胞、うん子宮内膜症だねぇ」と、と婦人疾患のトリプルコンボのお墨付きをもらった、アラサー女子の下半身事情を綴ります。

無知が体を悪くする。〜子宮内膜症の始まり〜

風邪をひいたくらいで、すぐに医者にかかるのもどうかと思うが、かからなすぎも良くない。私は母親が生理のたびに、「あ、この人いま生理だな」っていうのがわかるくらい、PMSに悩まされているところを見てきました。鎮痛剤を飲んでいるところを見たことはないけれど、イライラ、気分が悪そう、怒りっぽくなるたびに、この人の生理が終わるまで、私もじっと耐えなきゃいけないもんだと思ってました。

そして私も高校生になると、頭痛、腹痛がおこる度にEVEを飲まないと日常生活がおくれないほどに。

ベッドでうんうん唸っていると、父親に「生理痛で救急車で運ばれる人もいるみたいだねぇ」と他人事のような、もはや、生理痛は個人差でしょうがない。との認識を一家で持っていたような気がします。

親がこういう感じだと、子はどうしても我慢してしまいます。保険証を握っているのは親だし、うちの親の場合は病院にかからないことを良しとしてる。

親父は尿結石でも救急車を呼びたくなくて、救急車のある場所まで自分で運転した漢です。救急隊員から「痛かったでしょ?遠慮せずに呼んでください」と言われたそうな 笑。

尿結石ってすんごく痛いらしいですね。

あの頃に戻れるなら、早く病院にかかりたい

食あたりや胃の痛みのような腹痛とは違って、卵巣のあたりがジクジクと痛むのが特徴で「ん? これはいつもの痛みと違うな」と思ったらすぐに婦人科へかかりましょう。

というか、生理痛がある時点で体は異常を教えてくれているので、痛みがあることが普通と思わない方がいいです。

子宮内膜症というのは、生理があることが原因でおこる事象なので、ピルでコントロールすれば病気になる確率も減らせます。ピル=避妊 というのは、その効果はもとより、今は高校生から痛みがあるのならお医者さんと相談して服用するのがベターだと思います。

今はどうかはわかりませんが、避妊目当てのビッチという扱いをする人もいたのかも。

私が高校生のころにピルでコントロールできていれば、毎日黄体ホルモンをのむ生活をしなくても良かったと思います。「不妊の原因になるよ」と言われていれば、親も病院に連れて行ったのではないでしょうか。

病気というのはある日突然なるわけじゃないんですよね。

じわじわ体を侵攻してくるんですよね。

私の場合は、24〜5歳で爆発しちゃた感じだな。体が悲鳴あげちゃった。サインはこれまでも出ていたのに。

ディナゲスト歴10年。黄体ホルモンを飲み続けたアラサーの末路

26歳で医師に「うん、子宮腺筋症、チョコレート嚢胞、うん子宮内膜症だねぇ」とお墨付きをいただいて、処方されて服用しているのが黄体ホルモンの「ディナゲスト」です。これは、ピルとは成分も役割も全く違います。

この薬の場合は、毎日朝と晩に365日欠かさずのみ続けます。

生理をストップし、病巣を小さくするのが狙い。

ディアゲストの副作用は?

この薬の場合は、吐き気、ほてり、不正出血、頭痛がおこることが報告されています。

でも、人間生きてたら不正出血以外はあるよね。

ただ、確かに生理を止めることで、更年期障害のような症状が出ているなぁとは感じます。

例えば、体重増加、むくみ、腰回りのおばさんくささ。

え? 運動してないただの怠惰なアラサー?

生理がないことはかなり楽

妊娠したい時に薬の服用をやめる必要があるのですが、薬をストップすると生理が始まってしまうため、痛みが出てきます。これが恐怖なんですよね。

私の場合は、今は一日に一錠しか服用していないのですが、一日でも服用を忘れるとすぐに出血開始します。体って本当正直というか。生殖機能があって、私がまだ女であることを認識させられる。

出産も陣痛も経験したことないけれど、薬をやめれば陣痛ぐらい痛いんちゃうかなって思ってる。だって、日常生活がおくれないんだもの。

こういう人は要注意

  • 日常生活に支障をきたすほどの生理痛がある
  • 鎮痛剤を一日に何度も飲んでいる、もしくはロキソニンなどの強い薬しか効かない
  • 経血量がイスに漏れ出るほど多い、レバーのような塊が出る
  • PMSに悩まされている
  • 生理のたびに腰痛がある

これらは私が病院にかかる前にあった症状です。すぐにでも婦人科にいきましょう。

いいことなしのディナゲスト服用生活

長期の旅行にいきたくてもまとまった薬が必要で、無くすのも恐怖です。また、薬を服用することで、生理からの開放はされましたが、出産を希望しない場合、閉経までのみ続けるないといけません。体は更年期のような症状で、だるい、重い、卵巣捻転の恐れありで、ランニングさえもままならない。

一度罹ってしまうと厄介な子宮内膜症。出産の予定もないし、どうしようかと思っているが、ひたすら薬を服用する毎日です。