ほっこり優しい気持ちになれる。疲れてしまった時にぼーっとみたい映画6選

ドラマ・映画を年間3000本は観る暇人アラサー女子。アマゾンプライム、Netflix、アップルtvなどVODの奴隷

1.フィンランドに行きたくなる、おにぎりを食べたくなる、シナモンロールを食べたくなる「かもめ食堂」

女性に特に共感されるだろうな、と思うのがこの映画。小林聡美さん演じる日本人女性がある日、フィンランドのヘルシンキに日本食堂をオープン。メニューは至ってシンプルで、コーヒー。

道ゆく人は興味深そうに見るだけで入店してくれないが、たまたま旅行で訪れたもたいまさこ、片桐はいりとの出会いの中で、食堂が徐々に活気付いてくる。脚本や演出に派手さは皆無だけど、ヘルシンキの風景や、もたいまさこ、片桐はいりら女優人の気取らない雰囲気や演技に癒される。

作中で出てくるおにぎりは美味しそうだし、シナモンロールとコーヒーは、今にも香りが漂ってきて、「明日、シナボンいこう!」と買いに行きたくなる。

代わり映えのしない日々を送っている方が大半で、海外で自然体で生きる日本人女性を自分に置き換えて擬似体験の感覚で観てしまう。

この映画が心地いいと思える人って、大体が女性だと思います。レビューをみたら、案の定男性らしき人が「何が面白いかわからない」「主人公たちに都合が良すぎるww」なんて意見もあり。

うんうん。そうだねぇ。あんたたちにはいっしょうわからんとおもうよぉ。

と思ったのでした。女性が疲れた時って私が言うことに対して、反論せず愚痴を受け止めて欲しいのよ。別にアドバイスを求めてるわけじゃないのよ。寄り添って欲しいのよ。

(なんの話だったけか……)

とにかく、何も考えずにただひたすらに脱力して映画を観たいって人におすすめです。

あと、旅行好きにも。

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2.現実は嫌だ、観ている分にはいい 笑「めがね」

舞台は与論島。鹿児島の離島で年中温かく、海がとっても綺麗。この書影にもあるようにクセ強めですが、綺麗な海と小林聡美ほか、お馴染みのクセ強い演者たちがいい味出しています。

「かもめ食堂」と同じ監督で、どこか雰囲気は似ているのですが、客室に勝手に入ってきてじっと正座してみているサクラさん(もたいまさこ)は、現実にいたら超鬱陶しい(笑)。

みんなでやるメルシー体操や、勝手にきてご飯を食べていく関係、都会では考えられない田舎の人の風習にうんざりしそうだけど、これもまた物語だから、人ごとだから面白くみていられる。

アドレナリンが放出して眠れない夜、黄昏たいとき、南の島に擬似旅行したくなったら、どうぞ。

3.普段アニメやファンタジーをみない大人でも楽しめる「パディントン1・2」

イギリスの素敵な街並みをみたくて映画をみることってないですか。私はあります。イギリス人特有の皮肉の効いた会話も面白いし、作中の色使いが素敵でおしゃれ〜と思いながら見ています。

児童文学を映画にうまく昇華して、大人でも楽しめるようになっていると思います。2も出ているので、1からちゃんと見ましょう〜。

4.階級社会のフランスで最高の実話「最強のふたり」

車椅子生活の偏屈な富豪と、スラム出身の黒人介護士のヒューマンストーリー。実話を元に製作されたらしいですが、介護士役の俳優さんがすごい好きです。笑うとお茶目でガサツで、容赦ないイジリに笑っちゃう。

首から下が麻痺して動かないので、髭を剃ってあげるシーンがあるのですが、あれが一番好き。めちゃいじるやんドリス。その屈託のない笑顔が見ているこっちまで笑顔にします。

5.王道で痛快。この特殊メイクでドッキリとかしてくれないか「ビッグママシリーズ」

Amazonレビューでも書いている人がいましたが、なぜこの映画が低評価なのかがわからないと。私もそう思います。

私は、1で心を掴まれて、全てのシリーズを見ましたよ。

男性刑事が潜入捜査のため、ビッグママこと黒人のおばさんに扮装するのですが、これがまた昔のアメリカ南部にいそうなヴィジュアルになっていて、笑えます。どのシリーズかは忘れましたが、料理が下手くそで、料理にありえない量のバターを使ったり、下ネタも満載だったり。

あの見た目で護身術講座ではめっちゃ強いから、動きが機敏で笑える。

べたなアメリカンコメディだけど、そこがまた何も考えずにぼーっと見て笑えるから気楽でいいのです。

しかし、この時代のアメリカの特殊メイク技術は本当に凄すぎます。

6.泣きどころ多し。ミステリーの巨匠東野圭吾作品を映画化「ナミヤ雑貨店の奇蹟」

ミステリー作品の多い作家東野圭吾の小説を映画化し、Hey! Say! JUMPの山田くん主演のヒット作。

見始めるは、よくある時空トリップもの……?と思ったのですが。

廃業した雑貨店に山田くんら3人の若者が、店内を物色している時に手紙が投函されます。これは、以前いた店主がお悩み相談のようなことをしていて、いろんな人が手紙で相談してくるのですが、それぞれのストーリーが繋がっている複雑な構成なのですが、映像の色合いがレトロで、優しくて。

くらいまっくすにつれて、点が繋がるのがおもしろい。

ミステリーというよりもファンタジーでいて、泣ける。

疲れた時は脱力できる映画で、ほのぼのしよう

事件ものや探偵ものと違って、ぼーっと見ていられる脱力できる映画は、気持ちのリセットにちょうどいいと思います。ベタであほらしいコメディに笑えたり、配色が綺麗な映画に癒されたり。今日は疲れた〜っと思ったら、脱力して、ちょっと笑って、少し泣いて、スッキリしましょう〜。