7月の読書レビュー、購入したおすすめ本

コロナ禍で自宅時間が増えて読書をするじかんもたっぷり増えました。7月に購入した本をご紹介します。

1.沖縄から貧困がなくならない本当の理由

沖縄から東京へ移住した身としては、「うん!うん!うん!」と頭がもげそうなほど頷けること多々。「いつかは南の島へ移住したいな〜キラリん(〇*>∀<)ゞ★☆」って思っている人は一読をおすすめします。イメージが変わるかも。

なぜ貧困がなくならないのか、なぜ沖縄の庶民の生活が豊かになれないのか、が文章でわかりやすくまとまっています。

今まで感じていた息苦しさ、もやもや、すべてがクリアになり、本土出身者なのによくわかってるな〜と感心しきり。いや、むしろ沖縄に生まれたときからいると自分の頭で考えることを放棄させられるので、上京してきたときはサバイバルだった〜と思い出しました。

たまに帰省すると、やっぱりのんびりしていて帰ろうかな……なんて思うことがあるんですよね。田舎の悪いところを忘れてしまっているのですよね。「やっべー! あやうくUターンするところだった〜」と、この本のおかげで気付かされました。沖縄は遊びに行くぐらいがちょうどいいですよ。

2.岩田さん 岩田聡はこんなことを話していた。

任天堂の元社長だった故岩田聡さんの話していたこと。世界にバズるゲームを作れる人ってどんな思考をしているのだろう? と好奇心から手にとった一冊。ゲーム業界だけじゃなく、ものづくりをする人にとって、岩田さんの言葉はぐっと胸にくるものがあります。経営者でもあったけれど、それ以前にゲーマーでプログラマーだった、職人だった。自分がワクワクするものをつくるゲームクリエイターだったんですよね。日本の宝というべき人の早逝は、間違いなく日本にとって、世界にとっての損失。少しでも岩田さんの哲学に近づけるよう、言葉を噛み締めて読みたい。

3.FBI心理分析官―異常殺人者たちの素顔に迫る衝撃の手記

連続殺人犯を分析し続けたFBI捜査官の手記。常日頃から、殺人をおかしてしまう人の思考回路ってどうなってんの? と凡人の私は思うわけです。一人ぐらいならカっとなって殺してしまうことは誰しもがある、とはいうけれど。連続殺人になると、もはや快楽だよね? アメリカの歴史上5本の指にはいるであろう、シリアルキラーたちの傾向がよくわかる一冊。見た目は普通の人にみえるのが一番怖いですよね。映画化もされた人物テッドバンディも出てきますよ。

4.ケーキの切れない非行少年たち

この本を読んだあと、誰かに「ホールケーキを3等分することできる?」って言いたくなる一冊。誰しも若かりし頃にちょっとしたヤンチャはしたことあるだろうけど、シャレにならないほどの犯罪の線引きは理解してるつもりですよね。でも、この本に出てくる非行少年たちは、反省するどころか……何が悪いかさえもわかっていなかったりする。この本のタイトルが秀逸だと思う。アマゾンでもベストセラーになっています。急にキレたり、頭のおかしいことをいう人もいますが、認知の歪みかも? と思ったら私もラクに生きられる気がします。

5.反省させると犯罪者になります

こちらも秀逸なタイトルが目を惹く一冊。「ケーキのきれない非行少年たち」を読んでいて違う側面からみた感じだととうだろう? と思って関連づけて読みました。人は何かをしでかしたとき、反省するよりも先に自己保身に走ります。会社に対して、家族に対して、世間に対してどう言い訳しよう? と思います。全うに生きていれば刺さることはないけど、「反省させると逆効果」の意味が知りたくなったら、読んでみるのもいいかも。

6.マンガ 沖縄・琉球の歴史

沖縄とくに琉球の歴史って知られてないんですよね。私もわからないw だから買ってみた。マンガでわかりやすくなってるけど、小学高高学年から読めるかな〜。ちょっと難しいかな。基地問題で話題になる沖縄だけど、今は中国の脅威に脅かされていることをほとんどの沖縄県民は知らないと思う。中国が「沖縄は中国だったから返還せぇ」みたいなことを言ってるってこともみんな知らない。歴史を知ることは国土を守ることだと思う。

7.旅のつばくろ

深夜特急でおなじみの沢木 耕太郎 さんの新書。派手さはないけれど、情景がイメージできて一緒に旅をしているかのように疑似体験できるのが、沢木さんの本が好きな理由。海外旅行好きと思っていたけれど、国内にもいろいろ行ってたんだと思いました。そうそう、旅行ってリア充、陽キャのイメージあるけど、意外にも地味なんだよな〜、テンション高すぎず、ウケ狙いすぎず。淡々とした旅の描写が好きです。

8.明日クビになりそう2

めっちゃくそ下品で笑えるのがこれwww こういう人実際にいないだろうーとか思うなよ。いるんだよこれがw そして我々は、主人公のクズさを笑えないんだよね。さすがにう○こをどうにかする部分はないけどw 主人公をとりまく上司とか、同類のクズもいい味出してて、好きです。1巻から持ってます。てか、このシリーズ全部もってます。

9.おばさんデイズ

おばさんの日常を描いた笑えるコマ漫画。この作家さん洞察力すごすぎっw 日常のあるあるが面白く描けてて、疲れたときとか、仕事終わりの活字を読むほどの気力は残ってないけど、何か読みたいときとかにおすすめ。電車の中で読むのはおすすめしない。ニヤけ顔に注意。絵も絶妙におばさん感が出てて、バカにしてる感が伝わる。

10.チェンソーマン 1 

すごい人気の漫画だったから試しに1巻買ってみたけど、私には刺さらなかった〜。このあと面白くなるのかなー。今度マンガ喫茶でも行って読んでみよう。

11.ゴールデンゴールド(7)

1巻から買い続けている大好きなマンガ。この神様の独特の絵が妙に惹きこまれる。今後の展開がどうなっていくか楽しみ。

12.ホテルアジアの眠れない夜

94年に発行されたかなり古い旅のエッセイ本。今はもう安宿を泊まるような格安旅行はしなくなったけど、その気持ちを忘れないって大事だよなーと。コロナの影響で海外旅行もいけないので、妄想旅行だけでもしたいと思って購入した一冊。