石垣→羽田間のフライトでANAのプレミアムクラスに乗ってみたレビュー

コロナで旅行に行くことも減ったからか旅客機はガラガラな日が続いています。2月に石垣島へ行ったのですが、エコノミー席は空きがあり、プレミアムクラスは満席でした。数ヶ月前からの予約でプレミアムクラスも安く購入できるのですが、定価で購入するとなると10万円近くします。私は3週間前の予約で5万円ほどで搭乗できたので、そのレビューをしたいと思います。

ANAのプレミアムクラスは争奪戦

国内で片道5万円って安くないですよね……。東京⇆石垣島へのフライト時間は約2時間半ですが、2時間半でいける新幹線と比べるとどうしても割高に感じます。

タイやマレーシアなら格安航空券で往復で行けるくらいの金額です。

しかし、ANAのプレミアムクラスは人気があってプレミアムシートから埋まっていきます。機材にもよりますが、8席〜10席と少ないので安く取りたい場合は早めに購入するのがいいですね。

今回は羽田発のプレミアムクラスが取れなかったのでエコノミーでの搭乗でしたが、石垣発はプレミアムクラスを取ることができたので、実際に乗ってみた感じをご紹介したいと思います。

特別感がたまらない、ANAプレミアムクラス

石垣発のプレミアムクラスに乗ると、チェックインカウンターで荷物を預けるところから特別感が違います。石垣の空港の場合は、手荷物を預ける場合はカウンターにいるスタッフのところで先にチェックインしてから、自分ですぐ近くの手荷物検査のところに運びます。

「○○様、プレミアムクラスのご搭乗ありがとうございます」と名前を言いながらお礼を言われるのも自尊心をくすぐられます。

隣の夫婦がちらっと見てきたので、最高に気持ちよかったです。気のせいかもしれないけど。

金でサービスを買う経験

機内から見た関東上空

今よりもずいぶん若い頃は、深夜の高速バス、格安航空券で6時間のフライト、GWの大阪-東京間の8時間バス大渋滞……etcなど、交通費を安く、ホテルをまぁまぁいいところというのが定番でした。

ただ、アラフォー近くになり交通費にも金をかけたい。一度、ファーストクラスやグリーン車に乗るとその快適さがやめられない。

利用者の民度も一気に上がって貴族階級に上がった気分になります。

そして、旅気分も上がります。

少年の心で、大人の財布で旅をしなさい

と開高健は著書の中で言いました。だから、大人の財布で私は今日も旅をします。情報を仕入れて安く購入できる分にはいいけれど、自分が我慢をして長時間の移動で苦痛を感じたり、旅先で疲れが出てはなんかもったいない、と思える大人になりました。

交通費に金をかけられるのが独身貴族の強みですよね。

ANAプレミアムクラスの食事や座り心地

今回は2列目の窓際に着席しました。

まず席に着くと担当のCAさんが

「○○様、ご搭乗ありがとうございます。担当させていただきます○と申します」と挨拶してくれます。これも名前を呼ばれることでVIP感がありますよね。

そして、飲みたいドリンクをメニューの中からリクエストします。ビールだけでもドライ、サッポロ、プレモルと揃っていました。

他にスパークリングワイン、赤白ワイン、ソフトドリンク、あったかいお茶、コーヒーなどの用意があります。

私はビールをいただきたかったのですが、トイレが近くなるためちょっと神経質になっちゃうんですよね。揺れたらシートベルトサインがついて長い間、トイレに行けなくなったらどうしよう……とか考えちゃう。

台風が近づいているとき以外はあまり考えなくてもいいかもですが。

広くて快適すぎるプレミアムシート

まずエコノミーと違って足元の広さが違います。足を伸ばしても全然前の席につきませんし、シートはふかふか。ヘッドレストも優しいタッチ。両手が置けるスペースは自分だけの場所だし、隣の人の顔が見えないように仕切りがあるので、覗き込まない限り見られないプライベート感はノンストレスです。

窓際からトイレにたつ時に隣の人の膝に触れることも全くありません。

ただ、私は荷物からiPadやら本やらお水やらあれこれ取りだしたい民なのですが、バッグを席の下に入れることができないので、サイドの小物入れに入れるか、前のシートポケットにねじ込むしかないです。

コロナで石垣行きも席が比較的空いていて、横3席を自分だけで使えるくらいガラガラだったのですが、旅需要が高まってきて、機内が満席になればプレミアムクラスは必至になりそう。

だって、満席時の3席の窓際とか真ん中ってまじで地獄ですよね。2時間半我慢とか辛すぎる…… 。

プレミアムクラスの食事は美味しい?

いい香りのするおしぼりはちゃんと布でした 笑。

正直美味しくなかった。ジェットスターのチキンカツカレーの方が美味しかったです。お弁当スタイルで提供されたのですが、2月の石垣ってまぁまぁ寒いので冷たい弁当は流石に食欲が失せます。

味噌汁のみ温かいのですが、具はなし。なんだか寂しいです。さらに冷たいまま提供するので味付けを濃いめにしていると思うのですが、それが全体的にしょっぱい。

ルーロー飯で濃いめなのに、梅とひじきの煮物や、漬物、高菜など漬物っぽい味付けが3種類とバランスも悪かったです。

白米じゃないのにこんなに塩分いらんわ……って感じです。お腹が空いているのにもかかわらず半分以上残してしまいました…… 。

これならカツカレーを温めて提供すればいいのでは? と思っちゃった。私以外は男性ばかりだったので、そのほうが喜ぶのでは? なんて思いました。

事前にネットから、サンドイッチとか軽食など、メニューが選べると嬉しいです。

まだ1回しか乗ってないのに偉そうに言いましたが、次の搭乗の際にはメニューが変更になっていると思うので、次は美味しいと期待したいです。

ドリンクサービスもこまめに聞いてくれて頼みやすかったです。

次回の搭乗も楽しみ

何度乗っても撮ってしまう関東上空の景色

石垣-羽田は安い時期だと片道チケットは、2万円代〜で購入できるのですが、プレミアムクラスだと4万円はするので躊躇してましたが、一度シートの快適さを味わってしまうとまた乗りたいなと思います。

1時間程度のフライトならあっという間に着くのでエコノミーでもいいのですが、石垣島だと約2時間半で映画が1本半観れます。

いつもより揺れもなかったせいか、快適すぎてあっという間に羽田に着いた気がしました。食事やドリンクがあったせいもあるかもしれませんね。

次は、羽田から乗るのでラウンジも利用したいと思います。