長文を読めなくなった。小説や本を読んでいると集中が続かなくてすぐスマホをいじってしまうことはないだろうか？

自宅で映画鑑賞や読書をしていても、レビューやTwitterばかり検索していて、要約を読んではすぐに正解に辿り着きたくなる。

最後まで読まずとも観ずとも、わかった気になってこれまた集中が続かない。

自分で思考する前に人の書いたレビューを読むのだから、他人の言説が脳を支配して自分の思考が貧弱になる。

私たちはスマホという便利なガジェットを手にしてから、読書での情緒を育むことや、熟考することを疎かにしている。

広く浅く、いろいろな情報をピンチョスのようにつまむことで、賢くなった気でいる。

あなたは今週、スマホでいくつものネットニュースを読んだだろう。その中で自分の生活にかかわる印象的な記事をいくつ人に説明できるだろうか？

自分にかかわることで、心を動かされた記事はいくつあるだろうか。

ネットニュースに触れて有意義な時間はすごせただろうか。

むしろ、気づいたら嫌なニュースばかりみてネガティブになっていないだろうか。

まったく知らない他人の死亡ニュース、自分の力ではとうてい解決できない世界情勢、スタバの新作フラペチーノ……etc。

これらのどうでもいい情報が私の何に役立つのだろう。

やみくもに心を掻き乱されて、ストレスになるだけだ。

居酒屋で友達と今ホットなニュースについて話す時、ネットで見かけた他人の書き込みを自分の意見のことのように鼻を膨らませて、つばを飛ばしながら興奮して話してはいないだろうか。

もう、どうでもいい情報に振り回されるのはやめよう。

心の疲弊から逃れるにはスマホに触れる時間を減らして、SNSをみないことだ。

AmazonやZOZOTOWNから離れることだ。そうすればお金も貯まる。

そのお金で温泉旅館にでも泊まろう。旅館の美味しいご飯を食べて、ただひたすらにボーっとしよう。

スマホに触れない暇な時間を噛みしめよう。好きな人とお酒を飲んで、顔を赤らめながら好きだよって伝えよう。

無料だからって情報を食べすぎることをやめよう。情報太りになって、思考が凝り固まる。

広く浅くなんでも知っている人より、何かひとつに秀でる人になろう。

それが理解されなくても、頭が良さそうに見えなくてもいい。

スマホ脳から脱出するメリット

1．心から欲しいものがわかる

私は買い物上手と思っていても、スマホに触れるとあなたの欲しがっているものを広告表示してくる。あなたの欲しいものは本当はそれじゃなくて、何気なく検索したものだったり、その時にただ気になったものだけ。

本当は欲しくないのに値段が下がったらまた考えようとか、給料が入ったら買おうかなとか。

いろいろ言訳しては「お気に入り」にいれている。

でも、本当はそこまで欲しくないのだ。

スマホから離れると広告をみなくてすむから、物欲も減る。

2．自分の中の創造性が育つ

1分もあれば読めるようなネットニュースは、わかりやすく簡潔だ。だから自分で考える必要がない。楽だから脳が与えられる情報を鵜呑みにした思考回路に育つ。

ネットニュースやまとめ記事から離れて、小説を読もう。想像力を豊かにして人の気持ちを慮れる人になろう。

小説を読んでアウトプットできるような自分になれば、してこなかった奴より断然成長できる。

仕事でもSNSでも、文章がかければ、書けない奴より圧倒的に有利だ。

3．良い人間になれる

スマホで目にするショッキングなニュースは、ドーパミンが出る。だから依存するの悪循環。アルコール中毒のように抜け出せない。

スマホで目にした情報が全てと思いやすく、知らない間に他人にも誤った正義をふりかざしたり、気づいたら、人の行動に偉そうにジャッジメントするような人間になっている。

人は人、自分は自分と思える心を保つことで、他人に寛容になれる。

4．集中力がつく

子どもの頃にスマホがなかった世代は、遊びといえばもっぱら手や頭を動かすことが多かったはず。夢中になると数時間たっていて、集中して疲れた……なんてことはなかった。

外で遊べば筋力がつくし、マリオカートやドンキーコングは、どうやってクリアしようか頭と手を使って考える。

スマホ脳は、Instagramをさらっと確認して、10分間YouTubeをみて、くだらないTikTokで時間を潰す。

スマホに触れる時間は1日4時間だが、たくさんのアプリを何の気なしにみているだけなので、ただの暇つぶしにしかならない。

何か有益なことは得られたか、見た後に考えてほしい。

スマホでホッピングを止めれば、集中力がつく。集中力がつくと、資格試験やアウトプットもはかどる。

5．幸せになれる

スマホ時間を減らしただけで、気持ちが安定する。睡眠障害はなおり、学習力は向上し、記憶力がアップする。

スマホ歩きをすることもなくなり、事故から自分と相手を守れる。

スマホを触る代わりに運動をしよう。筋トレをしよう。音楽を聴きながらウォーキングをしよう。

そしたら、気持ちまでスッキリして晴れ晴れとした気持ちでいられる。

まずはスマホ時間を半分に減らしてみよう

スマホ脳から離れるには、スマホを手放すことです。ただ、そうはいかないのが現実。まずは、自分に関係のない不要なニュースは見ない。物欲が刺激されるようなECアプリやサイトを遮断。

スマホを見る時間を決める。1日4時間スマホを見ていた人は2時間にする。空いた時間は、映画を見たり、読書をしよう。

友達とお茶しておしゃべりしよう。友達が時事ネタを放り込んできて話についていけなくなったら、正直にニュースダイエットをしているから、友達にそのどうでもいいネタを教えてもらおう。