ハリウッド映画で主役級のイケメン俳優といえば、ディカプリオ、トムハーディ、マッドデイモン、ブラッドリークーパーじゃないだろうか。ただカッコイイだけじゃなく、迫真の演技にはあっと言う間に惹き込まれてしまう。
レオナルド・ディカプリオ「レヴェナント〜蘇りし者〜」
子役時代からいい作品に出演して話題を集めてきたディカプリオ。アカデミー賞では、何度もノミネートされるのに受賞できなくて涙を飲んできた。しかし、2016年に公開された「レヴェナント〜蘇りし者〜」では、22年越し念願かなってのついにアカデミー賞主演男優賞を獲得!それもそのはず、鬼気迫る演技がハンパない。クマに襲われるシーンは息が止まるほど恐ろしいし、激しいし、映像すごいしの三拍子。
氷点下30度の極寒のロケ地では、川に入り、バッファローのなま肉は食いちぎるわ、馬の腹を切り裂いて暖をとるシーンなんか圧巻です。ちなみにディカプリオ本人はベジタリアンだそう。実話を基にした作品で、ディカプリオ作品の中でも1、2を争う壮大なスケールの映画。
トム・ハーディー「マッドマックス怒りのデスロード」
イギリス出身の俳優トムハーディーは、一言でいうと「カメレオン俳優」。俳優なので役になりきるというのは当たり前な話ですが、トムの場合は声色を変えたり、アメリカ英語のなまりで話したり、髪型とメイクで全く違う人物に見えるなど、細かい演出が面白い。有名な出演作品といえば「ダークナイトライジング」や「マッドマックス」「インセプション」など。
また、ディカプリオと共演した「レヴェナント〜蘇りし者〜」では重要なヒール役で出演しています。クライマックスシーンでやっとトムハーディーだと気がついたくらい、悪人に成り下がっていました。「マッドマックス」でみせるワイルドな役から、「チャイルド44 森に消えた子供たち」のようなどんよりとした世界観の作品まで、細かい演技に要注目です。
マッドデイモン「ジェイソンボーンシリーズ」
ハーバード大学中退という異色の経歴の持ち主「マッドデイモン」。頭もよくて、脚本も書き、アクションもできるとあって天は何物も与えまくり。自身の出世作「ジェイソン・ボーン」シリーズでは、撮影6ヶ月前からボクシングで鍛えるなど役作りは準備万端。ジェイソンボーンはボクサーのように歩くというからそのへんも要注目。
最終的に170台もの車をおじゃんにしたカーアクションも作品の見どころのひとつです。
ブラッドリー・クーパー「アメリカンスナイパー」
イタリア人っぽい甘いセクシーな顔立ちのブラッドリー。めちゃくちゃ顔タイプです。ちょっと肉付きがよくて目がとろんとしてるところが最高。出演作は恋愛ものが多い印象ですが、「ハングオーバー!消えた花ムコと史上最悪の二日酔い」で大ブレイク。男同士の友情を描いた悪ふざけが過ぎる作品で、最高に笑えます。そんな作品と打って変わって「アメリカンスナイパー」は、米軍史上最多といわれる、160人を狙撃した狙撃手の実話を映画化。
衝撃のストーリーで最後は感動して泣いてしまいました。クリントイーストウッド監督の決してハッピーエンドでは終わらない、考えさせられる作品もみてほしい作品です。