勉強が嫌いで、実家に進学費用があるわけでもなかった私が選んだのは、高卒フリーター。紆余曲折でホワイトな会社に入社できたものの、やはり学歴は大事だ……と悟る日々。ただ、社会人で大学に通うのはハードすぎる。でも、大卒資格が手に入るなら「放送大学」でもいいのでは? と思って色々調べた結果、なんだかメリットいっぱい。社会人こそ学び直すいい機会かも!とおもった放送大学のあれこれを紹介します。
放送大学とは?
現在、全国に約9万人の在籍数があり、授業方法は科目によってラジオ・BSテレビでの受講になるので、社会人でもニートでも、通信環境があればどこでも受講できます。いわゆる通信大学ですね。
学生になれば、ネットで講義を視聴できるので、社会人でも仕事終わりに学べるのがいいですよね。
コロナ禍で多くの学校や企業がリモートワーク、リモート授業をせざるをえない状況になりましたが、放送大学はすでに時代を先取りしていましたね。
正直、学歴コンプを拗らせている私は
「放送大学とか行く意味あるのwwww」とか思っていました。なんなら、履歴書に書いていいの……? と高卒なのに、下手に意識が高い私は、有名私大か国立大学しか行く意味ない!と思っていました。が、歳を重ねるごとに視野が広がったというか。偏見がなくなった。
放送大学といえども、学びたい意欲を持つことは幾つになっても素晴らしいと思えるし、放送大学には入学試験がなく、放任主義なのも私にあってそう。
心理学や外国語、政治経済まで約300科目から選べるのも魅力です。
コスパ良い!だけで入学するのもアリ
私は資格取得の試験も参考書を買って満足するだけの惰性で生きてる人間です。勉強するよりお金を稼いで遊びたい。刹那的に消費するだけの怠惰な人間なので、放送大学のような「どうやって学びを活かすか」を考えながら勉強できる気がしない。自身がないんです。
けれど、違う観点から放送大学を調べて、自分にメリットになりそうなところはないか徹底的に調べてみました。
私は、お得なもの、コスパのいいもの、将来身につけて稼げそうなものは大好き! ちょっと俗っぽいですが、学び……の観点よりもコスパに絞ってみたら……。
放送大学、社会人にメリットありすぎでは……?
1.学びのサブスクとして通う
動画見放題、音楽聴き放題が流行っていますが、私もSpotifyやNetflix、アマゾンプライムを契約しています。これを放送大学生になることで、学びのサブスクとして活用するのもなんか発見があって楽しそう。政治、経済、心理学、語学は興味のある分野なので、これが聴き放題になるのはなんだかお得ですよね。
履修は1科目11,000円です。半年間で全15回(1回45分)の授業で、科目履修生として学ぶなら、入学料7000円+11,000円(1科目)=18000円になります。
全科履修生として学ぶ方がお得かも……!
これは単位を取ってちゃんと卒業すれば学位がもらえるもので、一つのコースに在籍し、4年以上の在学して、124単位をとらないと卒業できません。どうせ学ぶなら、これで大卒資格をとる方がたくさんメリットありそう。
私大・専門学校に比べると学費も圧倒的に安い!
卒業までの費用の目安は、現在、入学料と授業料(124単位分)で最低706,000円必要です。
一瞬、70万かぁ……と思ったのですが、4年で卒業すると考えると、1年あたり176,500円ですよ。私大や専門学校に比べるとずいぶん安いですよね。
2.学割を思う存分使える!
放送大学の学生になればちゃんと学生証も発行されるので、いろんなサービスの学割を受けることができます。下記のサービスは利用頻度の多い企業のものをピックアップしてみました。
私は、多い時で映画館も月に2〜3回は行くし、Spotifyは月額980円払っているし、アップル製品もmac、iPhoneと買い替えてるし、美術館も行きます。これらが学割価格で利用できるなんて、最高ですよね。
- アマゾン
- アップル
- マイクロソフト
- Adobe
- スマホ
- Spotify(月480円)
- 交通費・定期券
- TOHOシネマなどの映画館
- 国立新美術館などキャンパスメンバーズ加盟美術館
ただ、全科履修生じゃないと学生証は発行されないので、注意しましょう。
何歳になっても柔軟な頭でいたい。好奇心を絶えさせたくない
社会人になっても勉強して意味あるの? とか思われそうですが、自分が知らない分野を知ることで、飽き飽きした日常も楽しくなるかも。ルーティーンって心地よいけど、時に飽きます。でも、勉強することで好奇心や探究心を保ち続けられたら、面白い自分でいられるのかなーって思います。
それって意味あるの? お金の無駄じゃない? って思われても、別に死ぬまで暇つぶしして生きていくしかないんだから。
って高卒コンプレックスから抜け出せない私へ言いたいです。