日本は職業選択の自由があり、自分が望む職業に就くことができます。
公務員、IT系、サービス・接客業、自営業、農業、漁業、家具職人、芸人……etc。家業を受け継ぐでもいいし、いい大学を出て、大手企業に入るのもいい。起業したっていいですね。
勤め人であれば、一日8時間×週5で=40時間、月に160時間は働いていると思います。人生の半数以上を勤労に注ぐなら、得意なことや好きなことを仕事にしたいし、極力ストレスもなく働きたいですよね。
欲を言えば、楽して稼ぎたい。週4、一日6時間以内の勤務で月30万円はほしいです。
さらにいえば、人から感謝されたいし、「凄いね〜、えらいね〜」って言われたい。
この職業には就きたくないって思う仕事ってある?
突然ですが、この間、同居人に聞いてみました。
この仕事に就いたら底辺って思う職業ってある? と。
そしたら、同居人は
「底辺の定義が少し難しい、どういうの?」と、質問してきたので、私は答えました。
「自分が絶対に就きたくない仕事ってあるでしょ。そういうの」
同居人は答えました。それはやっぱり……。
日雇い労働と、マルチ商法だね、ねずみこう。と答えました。
なぜ? って聞くと、
日雇い労働には成長がないし、マルチ商法は詐欺師と一緒
だから、だそうです。
ちなみに私が底辺職業だなぁと思う仕事は、パチンコ屋の定員と同じくマルチ商法です。理由は、人に言えない職業ということと、底辺の人を相手にする仕事だからです。一般的に人様に言えない職業と言えば、風俗嬢やAV女優もあげられますが、私は底辺だとは思えません。
水商売と言うのは完全に自分が商品なので、
- 営業
- スタイルの保持
- 健康管理
- リピーターになってもらう施策・サービスの提供
など、ざっと思いつくだけでもこれだけあって、誰にでもできる仕事じゃないからです。
人に堂々と言える職業だとは思えませんが、社会に必要な仕事だと思います。これは、ゴミ収集の仕事とかと一緒で社会インフラに携わる人と同列なぐらい必要で、イコール、選ばれし人しか就けないものだと思うからです。
日雇い労働が底辺だと思う理由
日雇い労働には成長がありません。日雇い労働の仕事には、例えば
- 工場での仕分け作業
- コンサート会場等での警備、誘導
- 試験会場での監視員
などがあげられると思います。これらの仕事をスポット的にこなしても転職の際に履歴書でアピールできませんよね。日雇いなのでスキルが身につきませんし、勤続年数のアピールもできません。
これはコンビニ店員も一緒です。大手コンビニの正社員ならまだしも、コンビニバイトで15年働いた人でも就ける職業は、スーパーや書店バイトなど、同列のサービス業のバイトでしょう。
マルチタスクが求められて、キチガイ客が多く、時給は最低賃金です。
私は、コンビニ店員も日雇い労働もどちらも経験があります。
18歳で高校を卒業して大学進学もしないただのフリーターは、初めはコンビニバイトで食いつなぐしかありませんでした。
コンビニでフルタイムで働いても手取りは13〜14万。金が足りない時はスポット的に日雇いを入れて、寒い(暑い)倉庫で仕分け作業をやりました。
今でこそ善意の人と関われる仕事に就けているのですが、スキルの要らない仕事にジョインすると意地悪な人もいるし、自己中な人もいて、これぞ底辺! と言う環境を味わえます。
自己中な人が多い職場だと、無駄にストレスが溜まります。単純な仕事でも非常識な人と働くとHPが削られます。コンビニバイトの時には、勤務初日にレジの金がなくなり、危うく私のせいにされるところでした。
前科がある人がいて、速攻バレてクビになっていましたが。
底辺の職場にいると、ナチュラルの金を盗んだり、人の物を盗んだりするハードルが低い人もいてリスクもあります。
パチンコ店員が底辺だと思う理由
これは同居人と意見が分かれました。私はパチンコ屋では働きたくありません。なぜなら、底辺の人を相手にする仕事だからです。
なので、パチンコ屋で働いている人を底辺だとは思いませんが、底辺の人間を相手に仕事するのはしんどすぎます。
パチンカスというパチンコにハマるカス人間を揶揄する言葉がありますが、負けた腹いせにトイレをうんこまみれにしたり、灰皿をぶちまける(今は禁煙だからない?)、理不尽に店員を怒鳴りつける奴がいるなど。
まともに生きたい人がDQNを相手にすると精神が崩壊してしまいます。
しかし、かつて私もお金に困った時は、時給の高いパチンコ店員に応募しようと思ったことがあります。寮完備なところもあるので、歯を食いしばって貯金するにはいいですよね。
同居人がいうには、パチンコ企業は大手も多いし、寮完備だし、福利厚生もちゃんとしてそうだから底辺ではないと思う、とのことでした。
マルチ商法が底辺だと思う理由
これも完全に人に誇れる職業ではありません。ママ友から仕事内容を聞かれて、化粧品の代理店です〜とかサプリメントを売っている販売業です〜。なんて答えるとも思えません。
警戒されて避けられるのが関の山です。
違う会社を作って、コンサルとかマネジメント会社なんて言ってます。マルチ商法をやっている人に本業がカイロプラクターの人がいましたが、その人は経営者でしたので、子どもの学校などに提出する書類などにはカイロプラクティックと書いていたでしょうね。
アムウェイ代理店、ニュースキン代理店業とは書いてないです。絶対。
正式な会社名と職業を言えない仕事は底辺です。
私は真っ当にネットワークビジネスをやっている人を批判はしません。
マルチ商法はネットワークビジネスとも言われ、毛嫌いする人からはネズミ講とも揶揄されています。
ネズミ講は無限連鎖法と言って、商品が介在しないので法的にアウトですが、ネットワークビジネスの大手、アムウェイは渋谷に立派な自社ビルがあります。
違法ならとっくに駆逐されています。豊富な商品があり、代理で販売できる権利を有する完全歩合のビジネスです。
そして、マルチ商法で成功する人はどんな仕事でも成果を挙げられる人だと思います。
現に、ニュースキンでチームエリートと言われる人は平均で年収1000〜2000万を得ています。表彰式で累計のコミッションがミリオンという表現をするのもキモいですよね。
てか、経費を引いた手取りはいくらだよと。
金持ちアピール、経済的な自由アピールが痛い
一度マルチ商法を経験した人は知っています。儲かっているアピールをするためにブランド物を購入したり、タワマンに住んだり、贅沢な食事の風景や高級ホテルに宿泊している様子をSNSで発信したりと、経済的に豊かな自分をアピールして羨望を集めないと誰もついてきてくれません。
コストがかかります。
これらを月100万や200万で維持して、将来の貯金はできるのでしょうか。
ブランド物で釣るのって虚しくならない? それって虚業じゃない? と思います。
また、このビジネスがポシャった時に就ける仕事はあるのでしょうか。
一生ものの友達もできないし、経済的な自由・時間は手に入らない
よくネットワークビジネスでできた仲間は一生ものだし、価値観が一緒だから理解し合える。と洗脳されましたが、ネットワークビジネスを辞めた今、当時の人から連絡も一切きません。
ネットワークビジネスをやる前からの友達は、今でも友達です。血迷っていた時代も知っていますが、肯定も否定もせず食事にも遊びにも付き合ってくれました。
今の時代、副業の選択肢はたくさんある
こんな悪名高いネットワークビジネスをやらなくても、今や副業の選択肢はたくさんあります。
- ライター
- 動画編集
- SNSのアカウントを育てて案件収入
- youtube
- ブログ
- プログラミング
- webデザイン
- ウェブ漫画
これらは本業を超える収入にならなくとも、ネットワークビジネスと違ってスキルが身につくので、クラウドワークスで仕事を受けたりすることも可能ですし、転職の際のアピールにもなります。
だからあえて、人様に後ろ指刺されるマルチ商法を仕事にしなくてもいいと思います。
毎月タイトルを維持しないといけないので、今月は100万円分売っても、来月も売り続ける必要があり、組織を崩壊させないためにダウンラインと頻繁にあって、ご褒美プレゼントで釣って維持する、このサイクルの繰り返しです。
全く実績やスキルが積み上がりません。
ただ、自己成長はできると思います。人を動かすために相手のいいところを探して褒めることを学ぶし、数字にシビアになるので考える力が育ちます。
こういう記事も書いています。よろしければどうぞ。
職業選択をミスると困窮する
私の両親も高卒ですが、景気の良い時代は30代前半で貯金が3000万あったそうです。これはバブルという時代を経験できたからですが、はじけた後に職業選択をミスって、せっかくのマイホームも手放してしまいそうになる程困窮しました。
3000万はマイホームに使いましたので、貯金はゼロです。ローンあり。
両親は2人とも正社員でしたが、サービス業でした。
やはり一度正社員という仕事を手放してしまうと、その後は年齢的にも最低賃金のパートでしか働けないので60歳になっても貯金がほぼないです。
最低賃金の職業につくと、生活するだけでいっぱいいっぱいなんですよね。
そんな両親を見て育ったので、私はマイホームもマイカーも買わないと決め、知識労働に就くということを守ってきました。
底辺を相手にするサービス業は、歳をとった自分を助けてはくれません。
しかし、頭を使うweb系の仕事は高単価で利益率もいいですし、専門職なので自分の努力次第で人との差別化ができます。独立もできます。
ホワイトカラーからブルーカラーの職に転換することは簡単だけど、歳をとるとその逆はかなり難しいと思います。
サイコロジー・オブ・マネーを読んで気を引き締めよう
この本、すごく売れているようでしたので、早速読んでみました。
この本には
- 身の丈にあった生活をしよう
- 見栄を張った生活をやめよう
- ブランド物を身につけるより賞賛される自分になろう
- 目的がなくても貯金をしよう
と、目新しいことは書いていませんが、こういう本を読むと姿勢を正されます。
足は2足しかないのだから、靴を買いすぎるのをやめようとか、もう十分な服もバッグも持っているし、と自分を省みることができるので、また気が引き締まりました。
金持ちになるのにはコツコツ貯めて、投資するしかないことも書いています。
そんなの今時、どの本にも書いてあります。
マルチ商法に関わる人もこれ読んで目を覚ましたらいかがでしょうか。
このネットワークビジネスをやっていた人の書籍もあるあるで楽しい
一度経験した人は、わかるわかる! と膝を打つのではないのでしょうか。著者は、ネットワークビジネスで年収2000万を稼いだことがあり、ビジネスの手法や裏側、もし誘われたらどうすればいい? など、断り方を赤裸々に書いています。
面白いので、ぜひ読んでみてくださいね。