20代でニュースキン沼にハマり、230万円以上溶かしたアラサーOLの日常と過去を綴ります。
20代のお金のない時期にニュースキン沼にハマって、お金も時間も無駄にしたな〜と思ったのですが、私みたいな凡人が20代でできることって働くことしかないんですよね。
なので、若い頃にハマってよかったなぁと思います。これがアラサーになってからだと、仕事をやめたり、今まで築いてきた人脈が崩れたりと詰んでた。
若いってだけで、後からリカバリーもききます。反省してがむしゃらに働けばネットワーカーにならなくても、マシな生活ができる。
服もバッグも靴も買いまくりたかった。美味しい店で値段を気にせずいっぱい食べたかった。何者かになって承認欲求を満たしたかった。あれも欲しい、これも欲しい、でも買う金がなかった。
そんな心の隙につけ込むようにして来るのが、アムウェイやニュースキンなどのネットワークビジネス。
1.セミナーに参加するだけで成功者気分になっていないか?
ニュースキン一年生、製品知識とビジネス思考を徹底的に叩き込まれる。
ロバートキヨサキ「金持ち父さん貧乏父さん」
これはネットワーカーには必須の本。従業員になるな! 経営者側に行け! 凡人が資金ゼロから成功者になるには、ネットワークビジネスしかない! と洗脳される。
私は単に読書が好きなので、ビジネスを始める前から読んでいた。
そして、あっさり取り込まれた。
20代にしておきたい17のこと 本田 健
こんな自己啓発本ばかり読んでいた20代。タイトルに釣られては買い込んで、気持ちよくなってました。これを理解できない奴、バカばっかり。と思ってました。
私、ただの養分自己満オナニーやろうでした。
アップを喜ばせるのが目的になっていないか?
気がつけば、ニュースキンビジネスも2年生。流石に代理店になれないと恥ずかしくね? という時期です。同期のような別チームの子のタイトルが上がっていき、組織構築もできているみたい。
アップラインも自分じゃなく、人を連れて来れる奴にかかりきりだ。どうにか気を引きたいって。
「アップライン、なぜ自分に冷たいの? 製品も買っているし、セミナーも毎週参加してるよ? ぴえん」
という状態ではないでしょうか。
このビジネスを始めたのは、アップラインを喜ばせることじゃないはず。少しでもいいから家計に足しに。経済的に豊かになって好きなものを買いまくりたい、人生で一発逆転したい……etc。自分の幸せの実現のためにスタートしたはず。
気がついたら、アップラインの喜びそうな行動をして、アップラインを「すごい、すごい!」と誉めそやし、喜び組状態で実際の行動はしていない。もう自分の為にいきようよ。
2.アップラインの養分になっていることに気付こう
私がいたチームでは、「素直な人」「疑うんじゃなくて、成功している人の真似をする」人が成功すると口酸っぱく言っていました。でも、離れてみて思うことがあります。
アップが勧める「この商品いいよ!」「この本読むといいよ!」「この人のセミナーいいよ!」。これらを全て疑わず実践・実行する人が素直なんじゃない。これはただの思考停止のバカ。アップは確かにうまくいった人かもしれないが、この人の人脈や今まで築いてきたものが活きたからだよね。
私のしるトップオブトップの人は、ほとんどが知り合いの中でビジネスをして成功しています。ナンパ的に声かけて大成した人、一人も知らない。
もう何年もタイトルが上がらない人は、ただの養分になっていることに気付こうよ。ボーナスをもらえているけど、コストは回収できていますか? それとももう後が引けなくなっている?
3.ご褒美旅行の代金を自分が出していることに気付こう
サクセストリップというご褒美旅行があります。タイトル達成、タイトル維持をした人だけに贈られる海外旅行ですが、これも全て製品を買っているダウンラインがいるからこそですよ。
あるアップが言ってました。
「ダウンラインはビジネスメンバーであり、お客様」だと。
会員サイトで、ダウンラインの売上を見ることができるし、何を買っているかもわかります。これらのお金が“成功者”と言われる人の旅行代金になっているのですよ。
自分もいつか行きたい! タダで豪遊したい! って思うこともあった。そんなものサラリーマンして貯金していくのじゃだめなの? いつ行けるかわからない旅行の為に、自分は毎月ウン十万も製品売上て、買い込んでな?
私は地道に300万貯めて、ファーストクラス乗り放題で世界一周した方がいいわ。
4.自分を喜ばせること。人のために生きるのはもうやめよう。
何も人に対して不親切にすれ。という話ではないです。困っている人がいれば助けてあげるし、家族がお金かして〜と言ったら自分のできる範囲で貸します。それは自分が誰かの助けになることで、やり甲斐みたいなものを感じるから。それが喜びに繋がるから。
ニュースキン製品を買い込んだり、セミナーで何度も同じ話を聞いて、大袈裟な相槌を打ったりして喜び組するのは、もうやめようよ。
何者かになれなくていいんだよ。自分で自分を喜ばせる、人生にしたいですね。