沖縄出身の私が沖縄へUターン移住できない理由

人の顔色を窺いすぎる沖縄県民

同調圧力、空気をよむ、争いをしない。ということを異常に気にします。ミーティングや会合で本音で話してはいけないし、出る杭は許さない。みんな横並びがいいし、大人が子供の個性を殺してきます。切磋琢磨しないので、革新的な企業は生まれないし、昔からの習わしを維持したがるのでいつまでたっても非効率な生き方で貧乏です。

暖かくて人ものんびりしていて、泡盛を飲んでは楽しそうに踊ってる、ストレスもなさそう…なんて、思っている人も多いのでは。

実は、沖縄は若年者の自殺率全国一位、全国貧困一位と闇の部分もあります。

成功者への妬みがすごい

金持ちへの嫉妬がエグいです。沖縄のお金持ちは豪邸を建てません。企業の社長宅でも意外に普通です。それなりに大きな家に住んではいるだろうが、華美な家は建てないし、高級車にも乗りません。国産車に乗っています。金持ちであることをひた隠しにするし、ブランド物や宝飾品をもって歩きません。金持ちでも見た目は地味で、嫌味がありません。金持ちであることを見せびらかすと損をするってことがわかっています。

沖縄一の繁華街、松山のキャバクラにはこんな見た目のおっさんが金持ってるの!?と思うのは、軍基地地主だったりする。

友達は教職員をしていますが、地元では公務員は安定していて人気の職業です。お金を持っているとされていて、人によっては妬みの的になります。「お前お金持っているんだから奢れよ」と言われたり、居酒屋で教員ということがバレると隣の席の赤の他人から苦情がきたりなんかするそう。だから、個室がある居酒屋に行くのだとか。こんな社会、異常だ。

東京に住んでいると、教職は憧れの職業でもなんでもない。最近では、教師のブラック労働やイジメ問題で「ひぇ、大した年収でもないのにこんなの割に合わない」なんて思っている人もいるのではないでしょうか。

食っていける職業の選択肢が少ないというのは、嫉妬を生み出すし、貧乏というのは卑屈になっていくんだろうなというのが田舎の闇だと思う。

教養のない人が多すぎる

教養のある人というのは、会話してると面白くて、差別をしない、人に優しい、生き方に余裕があると思うんですね。

年に一度の帰省では、昔話に花を咲かせることってあると思うんですが、もう毎回同じ話なんですよね。あと噂話が大好き。私も噂話は大好きですが、さすがに毎度の会話が人の悪口とか、どうでもいい噂だと辟易してきます。あと、政治分野でも教養がないので、「尖閣諸島なんて中国にあげちゃえばいいのに」なんてことを平気でいい散らかします。開いた口が塞がらなくて、無防備な状態で脳天を殴られたようにフリーズしてしまいます。尖閣が中国に取られたあとのことを想像できないんですね。チベットやウイグルのことも全く知らないからそんなことが言えるのだろうと思って、そういう人とは会話が成立しないなぁと諦めています。

こんな人ならやっていけるかも

自己主張しない、他人を害さない、ガミガミ指摘しないこと、奇抜な服装をしない、政治的な言論を表立ってしない。金持ちに見える生活を見せびらかさないこと、どっちつかずの返事をされても怒らないおおらかな心を持てること。

本土の人が、「やっぱり住んでみて沖縄って思っていたのと違った」と言って本土へ戻ってしまうのは、こういった陰湿な息苦しさもあると思う。