20代でニュースキン沼にハマり、230万円溶かしたアラサーOLの日常と過去を綴ります。
ニュースキンやアムウェイのマルチレベルマーケティングというビジネス手法に勧誘を受けたことがある人も多いと思います。私はこれまでに3〜4社のMLM企業の勧誘を受け、実際にビジネスに手を出していたときもありました。支出ばかりが多く全く利益もありませんでしたが、辞めた今、勧誘した友達との関係性はどう変化したかを綴ります。
勧誘は突然に……
私がニュースキンやアムウェイに誘われたきっかけは姉でした。姉は友達がいないのでこういう勧誘があると私を誘うのです。私に拒否権はないので、いつもついてくだけなのですが。
アムウェイの時は
「ねぇ、胡散臭くね!?」
というのが第一印象でした。アムウェイをしている人がなんか全員ダサかったんですよね。
アムウェイやっている人ってダサくないですか? 笑
なんか服装とか芋っぽいというかw
全然憧れない。
「あぁ〜あの人素敵〜〜♪ 友達になりたぁ〜〜い」
という感じがないんですよね。人は悪くないと思うんだけど。
でも、ニュースキンはアムウェイをやっている人よりもヴィジュアルが良かったんですよね。だから私も騙されました。姉と一緒だから怖くもなかったし。
ネットワークビジネスのカモにされやすい人とは
私も田舎から上京してきた一人ですが、やっぱり東京は上を見るとキリがない。
どんなに働いても、それなりのところに住もうとすると家賃は高いし、最低でも時給1000円の給料を貰うには都心にある企業に勤めないと稼げません。
せっかく東京にいるのなら可愛い服は欲しいし、美味しいレストランで食事はしたいし、ディズニーは行きたいし、ホテルのアフタヌーンティーにも行きたい。
最低でも30万は欲しいんですよね。
そう思っているときに勧誘してくるのがアムウェイやニュースキンなどのネットワークビジネスです。
こんな人が狙われやすい
- 田舎から上京している一人暮らしの非正規雇用で働いてる人
- 正社員でも現状に不満がある、給料が少ないと嘆いている人
- もっと稼ぎたいという野心がある人
- 友達が欲しい人
- 誰かに認められたい承認欲求がある人
- 色恋営業を仕掛けられた人
- ピュアな人
大体こんな感じでした。
という私は、上記のどれにも当てはまらず、お金は欲しいとは思っていたけど、暇だったからサークル的なノリで始めたのがスタートだった気がします。フットサルやったりセミナーに参加してビジネスごっこしている自分に酔っていたのもあったかも。
片っ端から友達を勧誘をしてどうなったか?
ネットワークビジネスというのは、月々のノルマを達成しないと代理店を維持できないのでお金も入ってきません。商品を毎月売らないとコミッションも入ってきません。完全歩合ですから先月買ってくれた友達に今月も買ってもらわないと収入になりません。
なので、製品を売りつつビジネスメンバーの構築もしないといけないのです。
洗脳が浅い時は、自分にとってどうでもいい人から声をかけます。縁が切れても痛くない人っていうのかな。
しかし私の場合は、会社の上司から先に声をかけてしまいました。
馬鹿ですよね〜〜〜〜〜実にバカですよね〜〜〜〜!
しかも騙し打ちみたいな方法でセミナーに連れて行ったので、あとからめっちゃ関係性が悪くなりましたよ……(反省)。
会社の同僚にも何人か声かけましたが、製品を買ってくれる人もいればセミナーに参加してくれる人もいました。そこまで邪険に扱われなかったのが救いです。友達も製品を買ってくれる子もいたし、仕事としてはやらないけど、一度だけならセミナー参加してもいいよ。っていう人もいた。
ありがたいですねぇ〜〜
これで本当の友達かどうかがわかる
よく、私のアップラインの人が言ってました。
ネットワークビジネスに誘うと、本当の友達かどうかがわかると。
本当の友達なら、「あんな怪しい仕事、心配だから一緒にセミナーについて行く」
と言ってくれる人が真の友だと。
「普通、友達が詐欺師とか騙されそうになっていたら助けるでしょ?」
それをはなから
「怪しい! もうお前とは縁を切る!というのは本当の友達か?」
と。
当時の私は
「確かにぃいいいいいい!!! これは、リトマス試験紙ならぬ、親友試験紙だわ!」
ぐらい思ってました。
ニュースキンの勧誘をしても友達でいてくれた人は心の友
今からニュースキンやアムウェイを始める人がいたら、賛成はしないけど(まぁ勝手にやればって感じ)。今後、歳を重ねて、もし友達から何らかの勧誘がきて明らかに詐欺だと思っても、私は製品を買ってくれた人やセミナーに一緒に行ってくれた友達の味方です。
「は? お前詐欺案件こっちに持って来んな! 帰れ!」
なんて絶対言わない。あの頃の恩は絶対に忘れない。
ネットワークビジネスという怪しげな話を持ってきた私のことを拒否しなかった人は、死ぬまで友達だと思っています。彼ら(彼女ら)が困った時は自分のできる範囲で助けたいと思っているし、どんなバカな話を持ってきても、絶対に話を聞いてあの頃の恩を返したいと思っています。
「これで本当の友達かどうかがわかる」
あながち間違ってないかも〜〜〜〜♪ と思います。